引退表明のベルナルト・ハイティンク氏とコンセルトヘボウ


オランダ、アムステルダム生まれの名指揮者、ベルナルト・ハイティンク氏が今年の9月6日の公演をもって引退することを6月12日に発表しました。彼が90歳になったとはいえ、世界の音楽ファンを驚かせています。この巨匠ベルナルト・ハイティンク氏はオランダのトップオーケストラ、コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者でした。



世界的に最も愛される指揮者と呼ばれるハイティンク氏は、32歳から27年間コンセルトヘボウ管弦楽団を率いて、クラッシック音楽ファンを魅了してきました。自分は音を出さないのに、指揮者によってオーケストラの音が大きく変化することを証明してきた人です。



ハイティンク氏は観客だけでなく、オーケストラ奏者からも愛される指揮者でした。「神様ですら音楽監督になるのは難しい。最初はよくてもプライドの高い奏者達は1年後には文句を言う」という現場であっても、ハイティンク氏が指揮に立つ時は多くのメンバーが演奏したがったといいます。

コンセルトヘボウとは、日本語に直すと、「コンサートホール」という意味。アムステルダムにあるこのホールは戦前からの姿をそのままに伝える音響の優れた施設として有名でコンセルトヘボウ管弦楽団の本拠地となっています。内部はすべて木造で、その響きの美しさは右に出るものはないと言われています。



ちなみに、このコンセルトヘボウのホールの形は、伝統的な靴箱型(直方体)で奥に合唱団の席が設けられているのが特徴です。合唱団がいない演目では、観客がこの席に座ることもできます。

今、欧州では、伝統的な靴箱型か新しいタイプの葡萄畑型(演奏者を取り囲む型)のホールのどちらの形状が優れているか?という議論が沸き起こっています。演者と向かい合うのか?囲むのか?形だけでは音は決まらない!などを論じつつ、奏者や指揮者だけでなくホールを選ぶ時代にもなっています。好きなタイプのホールを是非探してみて下さいね。


演者を取り囲む葡萄畑型のコンサートホール。日本のサントリーホールもこちらの型。

コンセルトヘボウでは、クラッシック音楽に偏らず、ジャズや民族音楽などの音楽コンサートも幅広く行われています。100年の伝統をもつコンサートホールですが、ドレスコードもそれほど厳しくなくTシャツにジーンズもあり!もちろん種類によってはフォーマルを指定される時もありますが、音楽好きを公平に受け入れています。



コンセルトヘボウでは、7から8月を除く毎週水曜日にランチタイムコンサートを無料で開催しています。秋にアムステルダムに足をお運びの方、ご興味ある方は是非HPでご確認下さい!もちろん夏のコンサート情報も盛りだくさんです。

➝コンセルトヘボウ(concertgebouw)HP(英語orオランダ語)

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